2018/06/29 10:53
美味しいの意味
皆さんはコーヒーをどのように選んでいますか?
私は元々コーヒーが好きではありませんでした。実家の事業柄頂き物のコーヒーを頂く事が多かったです。
消耗しないといけないという気持ちだけでコーヒーを飲んでいました。正直美味しいというものがわからない状態でした。
また色々なコーヒーを頂いても、口の中までは良いのですが、喉を通り体感まで行くと胸が詰まったりなどの体感が良くなかったりする事もしばしば。
同じコーヒーでも淹れている人で違う味わいになる事はすごく感じる日々です。徐々に美味しいものを頂くと体毎喜んで行くのがわかるようになりました。
お客様にコーヒーをお出しするようになってからは
何をどういう味わいで出すかという事は正直あまり興味がなく
どのように味が抽出されても、飲まれる方が元気になったり、目の光が変わったりする事の方に喜びが湧いてきます。
お水も豆も生命に反応するとわかり、生命の事をわかるという経験があるという事が必要とコーヒーを淹れる事からも感じる日々です。
コーヒー焙煎
3月11日は東北に生まれ、育った私にとっては黙祷を捧げずにはいられない日です。
今年の3月11日にはコーヒー販売元のNPO高麗が宮城県山元町に焙煎工場「結工房」がオープンされるという話を聞いた時には胸の裡に涙溢れました。
支援をすると決めたら人生終わるまでとおっしゃり、エチオピアの飢餓の支援も東北の支援も一生されるという心に感動し
私もコーヒー販売をさせて頂くようになりました。仕組みはとても綺麗。
矛盾も犠牲もありません。そのコーヒービジネスが東北から発信される事は希望となりました。
エチオピアで薬でも飲まれているこのコーヒーを生命一つでコーヒーを受容、解放しながら焙煎する、いだきしん氏の特別焙煎で
飲んで体の中からすっきりしていく体感を伴う美味しさ。
コーヒー発祥の地
カルディ伝説があるエチオピア。コーヒーの語源になっているカファ地方のリム丘陵に人が全く介さないところに自生するアラビカの原種
古来より今でも現地では薬で飲まれているという。
100%の野生種をフォレスト種といういうらしいです。リムはフォレスト種
下草を掃ったくらい人の手が少し入った野生種をセミフォレスト種というらしいです。ヤルガッチャフェはセミフォレスト種になります。
恵み豊かな自然の中で育ち、周辺の水、土、木々や花々が味に影響しているコーヒー。
上記写真(NPO高麗HPより抜粋)
コーヒーの淹れ方
こんなに暑い日が続くときーんと冷えたコーヒーを飲みたくなります。
水出しコーヒーにするとまろやかさとコクが増して
ハンドドリップしたコーヒーを氷いっぱいのコップに注いでアイスコーヒーにしてもすっと暑さがひいていきます。
暑い夏でもホットコーヒーをとのお客様も多いです。
しっかりハンドドリップしても、サイフォンでも、エスプレッソでもお楽しみくださいませ(^^)
皆さまの毎日に豊かな一時を野生のコーヒーで。